孤独感を抱いたとき
- popo
- Jan 23
- 4 min read
これまでに『孤独感』を抱かれたことのある方はきっと少なくないでしょう。
どのような孤独感を抱くかについては、それぞれのご事情、背景、年齢、ライフステージなどさまざまな要因が複雑に絡み合っているのではないかと考えられます。
社会的な要因として、隣人や地域との関係が希薄になる、リモートワーク、といった事情がさらに孤独感を後押ししているかもしれません。
また、人と比べてしまいがちである場合には、より幸せそうな人と比べられてしまって苦しい思いをされる方もおられるかもしれません。
孤独感は、人間の社会的相互作用における願望レベルと達成レベルの間の食い違いから起こるもの、つまり期待するような人間関係のレベルに至らない、満たされないようなときに、その心理的感覚として孤独感を抱くことがあるとされています。
そして空虚感、無力感、苦悶などの否定的な感情を伴うことがあるともあり、自分の価値が生きる目的を見失ってしまったり、他人や社会から必要とされているように感じられないなど、ネガティヴな思考にとらわれてしまい、場合によっては社会活動に参加する意欲が減退してさらに人間関係が希薄になってしまう…といったループに陥ってしまうこともあり、それらの結果心理的に苦しくなってしまう、ということも少なくありません。
自分の居場所がない、必要とされている感じがしない、目的を見失ってしまった、、といった状況に陥っているときには、出口も見えづらく、本当に苦しく感じられるものです。
人それぞれの背景やご事情があるために、一口に「孤独感」といってもその対処や対応方法は様々かと思いますが、以下に参考程度の情報を記載しますので、「孤独感」を抱いていらっしゃるその方にとって、なにか参考になるものがあればご検討してみてください。
①身近な人との繋がりをもつ
身近に連絡が取れたり、生活の中で顔を合わせて話したりするような方はいますか。
思い当たる人がいるときには、少しお話をする時間を持ってみることで気分が和らぐかもしれません。
②趣味の時間をもつ
なにか好きなこと、趣味などある場合には、それに取り組むのも良いですね。
楽しめる時間を持つことも、心身の健康にとても大切です。
③散歩、軽い有酸素運動
知らない道を歩いてみて新しい発見をしたり景色を楽しんだり、新しい刺激を得るものいいですね。
有酸素運動も気分転換やストレスの緩和といった効果も期待されるので、可能な範囲で身体を動かしてみることもお勧めです。
④コミュニティへの参加
身近に参加できそうなコミュニティがあるかを調べてみて、気になるところがあればお試しで参加をしてみることも良い機会となるかもしれないですね。
趣味、思想、年代、考え、友達作りなど…なにか共通のテーマから探してみるのもいいでしょうし、とりあえず参加しやすそうな近所の催し、オンラインの集まりなどご都合に合わせて検討してみるのも良いと思います。
あるいは、ボランティアに参加をするというのも、孤独感を和らげる方法の一つとして考えられます。
他者と過ごす、あるいは他者の中で役に立てるような実感を得られることで、気持ちが少しずつ上向いてくることが期待できるかもしれません。
⑤セルフケア
自分自身のこと、労わってあげていますか?
日々絶え間なく大変な時間を乗り越えて闘う心身はへとへとかもしれません。
気持ちを外に吐き出したり、リラックスできることをしたり、疲れた心身を労わるようなケアする時間もぜひ取り入れてあげてほしいと願います。
美味しいものを食べるのも、出かけてみるのも、いいですよね。
あるいはリラックスできるようなアロマやストレッチ、リラクセーションを取り入れてみたり、日記やノートに気持ちを吐き出して整理をしたり。
必要であればカウンセリングを受けて気持ちを吐き出し整理をしてみるのも効果が期待されます。
(イギリスであればGPに連絡をして無料カウンセリング・CBTを受けることが可能な場合があります)
強い孤独感は心身の健康や日常生活に影響を及ぼすことがありますので、「ああなんかしんどいな」「つらいな」と思われるようなときには、お一人で抱えて何とかされようとしすぎず、頼れそうなところに頼って、迷わずためらわずにSOSを発してくださいね。
助けを求めることは当たり前の権利で、決して恥ずかしいことではなく、むしろ勇気ある行動です。
孤独感を和らげるためには多角的なアプローチも必要となってくる場合が少なくありませんので、ぜひ必要な助けを求め頼っていただけたらと願っています。
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