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プロフィール

登録日: 2022年7月27日

記事 (79)

2026年2月11日4
セルフコンパッション(自己への慈しみ)とは。甘やかすこととは異なる理解
セルフコンパッション(self-compassion)は、Kristin Neff(2003)の研究をきっかけに広く知られるようになった概念です。  日本語では「自己への思いやり」や「自分への慈しみ」と訳されます。  それは、 自分の苦しみに気づき、それに対してあたたかく応答しようとする姿勢 のことを指します。 つらいとき、失敗したとき、思うようにできなかったとき、 私たちは、自分に対してとても厳しくなってしまうことがあります。 「どうしてできないのだろう?」 「また失敗した」 「自分はダメだ」 その声は、励ましのつもりであることもあります。 けれど同時に、強い緊張や不安、恥を生み出し、結果的に自分を苦しめてしまうこともあります。 そんなときに支えとなる考え方が、セルフコンパッションです。 セルフコンパッションは、主に3つの要素から成り立っています。 ① 自分への優しさ(Self-kindness) 自分を厳しく裁くのではなく、困っている友人に向けるような言葉を自分にも向けてみる姿勢です。 これは「甘やかす」こととは異なります。とても大切なことなので強調してお伝えさせてください。...

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2026年1月19日7
SNSで吐き出すことと、守られた空間で語ること
〇顔の見える誰かに、寄りかかるということ SNSは無料で手ごろで身近なツールとなっていて素晴らしい側面があります。 誰かに聞いてほしくて、つらい気持ちのやっとの吐き出し場所として、SNSに気持ちや言葉を吐き出してみる。 ときに同じような人からの慰めの言葉、共感の反応、アドバイスなどを求めて…。 そんなご経験をお持ちの方もきっと少なくないでしょう。 身近だからこそ手軽に利用しやすく、「ひとりじゃない」と感じられることもあり、心が軽くなるような、喜びがわいてくるような、そんな瞬間もある。 確かにSNSにはそんな側面が存在していると思います。 しかし、一方で誰かと”つながっている”はずなのに、満たされない、なにかが足りない、満たされた感じが持続しない…。 そういった感覚を抱いたことのある方もまた、少なくないだろうと思います。 SNSで気持ちを吐き出すことと、実際に存在を感じる特定の相手、顔の見える誰かに気持ちを預けることは、似ているようで、心の中で起きていることは大きく違います。 今回はSNSと存在を感じる人とのつながりの違いについて書いてみたいと思います。...

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2025年12月7日5
わからない行動の奥にあるもの ― 二つのまなざしで人を見るということ
誰かに「理解が難しい」「なんでだろう」と感じる行動があるなと思ったことはありますか? あるいは、ご自身について、そんな行動をしているのではないか、そんな行動をしてしまっている気がすると感じられるようなことはあるでしょうか。 ずっと寝ている、お酒をたくさん飲んで人・行動が変わる、ゲームに没頭する、避ける、リストカットをする、人に冷たく当たってしまう……。 それらの表面だけを切り取って見れば「よくないこと」「問題行動」と言われてしまいやすい姿です。 誤解を招きやすい言葉やその印象のそこだけ切り取られて、ときに差別や偏見が助長されることがある様子を感じては悔しい思いをすることは、臨床をしている中で決して少なくありません。 ときに人から理解を得られづらかったり、怠けている、甘えているといった見方をされることもしばしば生じていることを理解しています。 ですが、こういった行動は、誰もが人生のどこかで経験しうる“人間らしい反応”でもあります。それをしたら、もうダメだ、ということでは決してありません。 こうした行動の裏側には、 その人が必死に守ろうとしている何か...

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