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いじめ とどう向き合えるか、支えられるか

  • 執筆者の写真: popo
    popo
  • 2025年9月23日
  • 読了時間: 4分

最近「いじめ」という言葉を耳にすることが増えたかもしれません。

ニュースや学校の報告では、認知件数が過去最多といわれることもあり、社会的にも重要なテーマのひとつともなっています。

件数という数字だけを見るとショックや不安を受けやすいかもしれませんが、いじめということに対して敏感になっていたり、そこには「小さなサインを見逃さないようにしよう」という取り組みの広がりも確かに背景にあります。


一方で、子どもたちの人間関係がSNSやオンラインの世界に広がり、からかいや無視、仲間外し、陰口などが、人間関係のプレッシャーとして24時間続いてしまうという現実もあります。

家庭や社会のストレスが強まる中で、それが子ども同士の関係に表れてしまうこともあるのです。



それぞれが苦しい


いじめが起こると「加害者」「被害者」と役割が分かれてしまいがちです。

もちろん加害をしてしまうことは許されたり肯定されることではないでしょう。

暴力やいじわるをすることで、相手は大変な傷つきを経験するでしょうし、それはすぐに癒えるものではない場合も少なくありません。

けれど、その背景には「誰にも気づいてもらえなかった寂しさ」や「自分が認められたい気持ち」が隠れていることも少なくありません。もちろん、いじめをしていい理由には決してなりません。でも「誰か一人が悪者」というより、誰もが何かに悩み、苦しみ、助けを必要としているという視点を持つことも大切なのです。いじめをしてしまった本人のケアもまた、とても大切なポイントでもあります。




抱え込まないで ― あなたは弱くも、変でもない


いじめられたとき、つい「自分が悪いのかな」「弱いからかな」と思ってしまう子が多くいます。でも、それはまったく違います。声を大にして伝えたいのは、あなたが悪いからではありません。いじめにあってつらいと感じるのは自然なこと。心が傷つくのは当然のこと。弱いからではなく、人として大切な感情を持っているからなのです。

誰かに相談したい、聞いてほしい、助けてほしいと感じることもとても自然で当然の思いです。人に頼ることはなにも恥ずかしいことではありません。

むしろ、大変に勇気の必要な、勇敢な行動です。




助けを求めることは勇気の証


もし苦しいときは、信頼できる大人に、先生に、友だちに、誰かに必ず伝えてください。

いろんな人がいますから、最初の人がうまくあなたを助けられない可能性もあります。

なので、3人ほど助けを求められそうな大人に声をかけてみてください。

「迷惑をかけるんじゃないか」「自分で解決しなきゃ」と思わなくていいのです。

自分だけではどうにも難しいから困っているのです。

助けを求めてもらえると、相手は迷惑どころか、あなたの辛さに気づき、理解することが出来ます。どうすることができるか、一緒に考えることが出来ます。

助けを求めることは、決して恥ずかしいことではなく、自分を守るための大切な力なのです。



周りの大人にできること


親も先生も、まずは子どもの「声」をそのまま受け止めてあげることが第一歩です。

「気にしないように」「強くなりなさい」「頑張れ」といった叱咤激励ではなく、「つらかったね」「話してくれてありがとう」と子どものありのままの気持ちに寄り添う。

そして、安心できる環境を一緒につくること。

子どもが「味方がいる」と感じられた瞬間から、回復への歩みは始まります。



一人で闘わなくていい


いじめの渦中にいるとき、「自分だけが取り残されている」「誰も味方がいない」「孤独だ」と感じられるかもしれません。

けれど、あなたは一人ではありません。声をあげることで、寄り添ってくれる人が必ずいます。

そして、いじめを見ている人にもできることがあります。そっと寄り添う、一緒にその場を離れる、大人に伝える――それだけでも、孤独や状況は大きく和らぎます。



いじめの問題は、本当に複雑です。

これをすれば万事解決、といったものがあるわけでもなく、ひとつひとつのいじめ問題にはさまざまな事情や状況、思いが複雑に絡み合っています。

ひとつひとつのいじめやその内容をみていくと、本ブログに書ききれない様々な思いがあり、決して簡単に考えられるものはありません。

数字や事件のように切り取られるものではなく、一人ひとりの心の中にある日常の悩みや葛藤の延長線にあります。なにげない日々の小さな連続の中に、困難さや苦しみの萌芽はあります。

だからこそ、私たち大人も子どもも、「困ったときには助けを求めてもいい」「助けを求めていいよ」というメッセージを言葉でも姿勢でも、いつも伝え合っていけたらと願います。

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