さまざまなことは容易にストレスになり得ます。
その中でも、【引っ越し】もストレスを引き起こす要因の一つ。
慣れ親しんだ土地を離れること、離れることで失うさまざまなもの、新しい土地での孤独感、おもうようにいかない生活…
こうしたものはじわじわとストレスとなって襲い掛かり心を蝕むことがあります。
私は現在ロンドンに暮らしていますが、日本からの引っ越しに関わることや引っ越し後の生活ではやはりストレスがかかりました。
そして、海外で暮らす多くの方から、このお話を伺うことがあります。
転勤で、ご結婚で、駐在員として…みなさんさまざまなご事情がありますね。
仲の良かった人と距離が出来ること、家族に会えないこと、仕事を辞めなければならなかったこと、言葉がうまく通じないこと、文化が違うこと…
それぞれが少しずつストレスとなって襲い掛かってきて、気持ちが落ち込んだり恐怖感や不安感が生じてきたりすることがあります。
そのようななか…本当にみなさん頑張って、苦しみながらもなんとか耐えようと必死に過ごしていらっしゃるように感じられています。
私自身も悩んだことがあり、その苦しさや先の見えない不安感、負担感はなんとも言葉で言い表しきれない、ズシッとした重みをもってのしかかっていたようにも感じられています。
適応する力があるのが人間の素晴らしい能力のひとつですが、適応するのも一朝一夕ではなく、必要なだけの時間がかかります。
その時間は、どれくらいかかるかはわかりません。
しかし、過度なストレスがかかっているときには休む必要があります。
その時間を過ごす間は、無理のない程度に、そして人や地域との繋がりを少しずつにでも作っていけるのもいいですね。
自分がここにいること、存在している実感を得ること、誰かの役に立つ感覚を得ること、こういった気持ちは人にエネルギーを与える力があります。
どうしても辛いとき、ここをあなたの一時的な拠り所として必要なだけご活用いただくのでも大丈夫です。
休みが必要な時はしっかり休み、また羽ばたける時が来たら羽ばたいてみるのもいいですね。
毎日考えて、耐えて、頑張っているみなさん。
本当に素晴らしいです！こんなに頑張れること自体、すでにすごいことです。
よく頑張っている自分自身、誰かのことを、しっかり褒めてあげて欲しいと願います。
そして陰ながら、頑張る皆さんのことをここからそっと応援しています。
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