ロンドンに来てから約2年が経ちました。
2人の子を連れてロンドンでの生活が始まり、ナーサリー(Nursery)や小学校(Primary school)を経験しました。
日常生活における子育て事情は別でお知らせするとして、今回はナーサリーや小学校について記録しておこうと思います。
まず、ナーサリー。
こちらは、いわゆる幼稚園のようなところで、2歳~3歳くらいから預けることが出来る場所が多いです。
0歳や1歳もありますが、数としては少ないのと、需要があるために順番待ちであるところも見かけます。
費用はターム(学期のようなもの)ごと支払いで、平日週5日、朝9時から午後3時まであずけたとしておそらく£3000ほど…。もちろん目安なので検討されるナーサリーの費用は要確認ですが、基本はどこも高すぎて目が飛び出ます…。
ただ、3、4歳は週に15時間childcare利用料が無料になるので、それをうまく活用しながら、平日週に何回ナーサリーに行くか、午前だけ・午後だけ利用など、うまくやりくりをしているかと思います。
毎日フルデイで行かなくてはいけないわけではないので、半日利用なども選択できるというのはありがたいですね。
また、子どもが新しい環境に慣れていないうちは、時間を調整する、そばで一緒に過ごすようにしてくれるなど、保護者とも相談をしながら上手にしっかりサポートしてくださいます。
カリキュラムも料理、ダンス、外国語(フランス語など)それぞれなので、上手にカスタマイズして楽しく通っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
昼食は基本は弁当(packed lunch)持参かと思います。
我が家はザ・日本的な弁当という感じでしたが、現地の子はフルーツ、チーズ、サンドイッチ、ヨーグルト、などが多かったように思います。
スーパーでも子どものlunch用の食品がたくさん売っているので、それを買ってそのまま持たせている方も多く、便利だなあという印象です。
そして、ダイバーシティということもあり、多国籍の文化をその時期に学べるのもイギリスの教育の素敵なところだと感じられています。
そのイベントに歴史や祝い方などを学び、飾りつけをしたり食べ物をつくったりと、見ている方としても楽しいものがたくさんあります。
そして、その他のイベントも多く、パーティやパジャマで行く日、テーマの決まったコスチュームを着ていく日など、イベントも盛りだくさんで子どもたちも本当に楽しそうです。
先生方も非常に良く子どもたちのことを見ていてくださり、優しくフレンドリーで責任感のある先生ばかりだったように感じられています。
個人的には費用こそ悩ましいところではありましたが…ナーサリーの経験はとても素晴らしいものでした。
4~5歳の学年では小学校に入ることが出来ます。
小学校の選び方は別の記事にてご紹介しておりますので、必要な方はそちらもご参照ください。
4~5歳の学年はレセプション(Reception)と呼ばれる、1年生になる準備のための学年のようなものです。
学校で過ごし、学校という場所、学校生活の流れ、先生やお友だちに慣れていく目的があるそうです。
活動の多くは遊びのようですが、遊びを通して学んでいくスタイル。
英語の勉強も始まるので、小学校の勉強としての英語を学校で触れてもらえるのは親としても有り難いです。
Phonics(フォニクス)という、英語の発音の基礎をたくさん学びますが、これがすごくて、私も一緒に勉強をしています(笑)
カードを使ってクイズ形式にするなど、楽しく発音を学べるので、子どもが先生になり、私は生徒になって家や外出先で学校で習ったフォニクスの問題を出してもらっています。
子どももアウトプットするのと教えるという喜びでさらに定着していいとこずくめでお勧めです。
小学校の時間も朝9時ごろから午後3時ごろまでで、学校によって登下校の時間は微妙に異なります。
公立小学校(State school)では基本的には6年生(Year 6:11歳)までで、その次はセカンダリースクール(Secondary school)といういわゆる中学校へ進んで行きます。
小学校は基本無料、給食も出ます。
少し前まではYear 2までが給食無料でしたが、Year 6まで延長され、政権も変わりましたがしばらくは継続されそうな見通しのようです。
ただいろいろな好みや方針から、packed lunchを持っていく方もいらっしゃいます。
どちらにするかは自由でいいようで、今日は給食で明日は弁当、みたいな気分で決めても全く問題がないようです。
そして、給食はアレルギーや宗教による食べ物の制限にも対応できるような工夫がなされていたり、デザートも毎日のようについていて、配慮が素晴らしく、ちょっと羨ましい。。。
その他にスナックタイムがあり、午前・午後1回ずつ(学年が上がると1日1回とも聞く?)おやつ時間があり、フルーツや野菜がスナックとして提供されているようです。
レーズン、バナナ、リンゴ、みかん、にんじん、キュウリなどを食べるとのこと。
面白いですよね。
学校は基本制服で、スクールカラーが決まっているところが多いです。
そして、制服は学校のロゴが入っているものは指定の制服やさんが多いですが、特に細かい指定がない多くのものはMarks and Spencerというスーパー(日本でいうと、イメージとしてはイオンが一番近い)で購入できます。
制服も£10くらいで洗濯機で洗えるので、負担も少ないかと思います。
そして制服や靴など、それぞれ決して多くはないけれどいくつかデザインが違うものがあるので、好きなものを選べる楽しさもあるかもしれません。
小学校にもさまざまなイベントがあり、とにかく子どもたちが楽しみの中で学べる工夫がたくさん散りばめられています。
外国から来て英語が不自由な子にもしっかりと必要なサポートをしてくださいます。
そういう意味でも、勉強面でのサポート体制はしっかりとしていて、安心できるところがあります。
教科書や筆記用具もすべて学校の物を使うので、持っていくものは基本水筒のみ。
なので、持って帰ってくる教科書やノートもない分、日々学校でどんな勉強をしているかなどはよくわかりません。
日本みたいに連絡帳があるわけでも、細かく手紙が入っているでもなく、子どもの情報頼みなところも多いです。
なので、ニュースレターでやんわりと知ったり、ボランティアでイベントに参加し、学校の様子を見てみるのはお勧めです。
学校の様子がなんとなく感じられますよ。
長くなってしまいましたが、なんとなくでもナーサリー、小学校のイメージはこんな感じです。
とりあえず「楽しかった~」とにこにこ帰ってくるので、楽しい生活をしているんだろうなあ、と想像しています。
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