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小学校(Primary school)事情~学校えらび編

イギリスでは5歳になったら小学校1年生になりますが、それ以前の4歳には、小学生になる準備段階としてReception(レセプション)という、いわゆる0年生の期間が設けられており、スムーズに1年生に移行できるように同じ学校の中で勉強しつつ遊びつつ過ごす1年間があります。


Receptionは決して義務教育ではありませんが、話によると9割ほどの子どもは4歳になったらReceptionに入り学校生活を送るようになるそうです。


公立小学校(state school)の場合、学費も基本かかりませんし、給食もあり、学校生活に慣れつつ勉強し友達と遊ぶことも出来るので、子どもにとっても親にとってもメリットはたくさんありそうですね。


イギリスの学校は9月はじまりです。


我が家は地元の公立小学校に通っているので公立校のみの情報となりますが、公立校でも志望校を決める必要があります。


公立校にも志望校があるって、日本の感覚からすると不思議で面白いですよね。


Ofstedという教育機関が各学校の調査を不定期に行い評価を報告しており、その結果は公立校を選ぶ人にとって重要な判断材料になっています。


*(2023年にOfsted評価で芳しくない結果になった学校の校長先生が亡くなられたことを受け、あり方の見直しがされているようです)


年末~1月中旬くらいまでの間に、次の9月にどこの公立校に入学を希望するかをお住まいの地域の役所へ連絡が必要となります。


だいたい第一希望~第三希望、あるいは第六希望くらいまで出される方もいらっしゃるようです。


志望校はどのように決められるかというと、住んでいる家から学校までの距離が近い人から順番に決まっていくシステム。


なので、志望校の近くに住んでいるほど入学の可能性は高くなり、遠くなるほどに定員割れしてwaiting(キャンセル待ち)か、別の志望校への入学かになります。


waitingも最初に決まった順番から徐々に上がっていくのかと思えば、自分よりも学校から近い距離に引っ越してきた人がwaitingに参加してきたとしたら、自分の順番が後退することもあります。


実際、私たちもとある学校のwaitingで、最初は3番でしたが、6番、9番…と下がっていったことがあり驚いた経験があります。


他の学校に通いつつ、志望校のwaitingを継続することもできます。


就学期間に就学していなければならないため、他の学校に行きつつwaitingをするパターンもよく見かけます。


その際、子どもが先に学校に慣れてしまうこともありますが、その点も含め、よく各家庭で話し合い、転校をされる方、やっぱり今の学校を継続される方と、さまざまです。


転校しやすい学校の仕組みから、日本の学校を思うと、イギリスの学校では全体に学生の出入りは多いように感じます。


他にも、兄弟が先に学校に入っている場合には、sibling(きょうだい)は優遇される制度もあり、waitingの順位が早まることがあります。


あるいは、特定の宗教色のある学校への入学など、細かな制度が存在しているようです。


☆参考  英国政府のHP


また、申請には居住権があること、明確な現住所があることが必要なので、『これから引っ越すから先に志望校を出しておこう』というのは難しいようです。


学校選びは場所や学校の特色など、それぞれなのでとても悩ましいですよね。


学校選びはどの親にとっても大切な事柄で、学校を探すサイトもいくつか存在しますので、そういったものを利用しながら自分たちにとってよい決定をしていけるといいですね!


☆参考 School Search



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