子どもがナーサリー(Nursery)や学校にいると、ある日急にお友だちが「お誕生日なの」とお菓子やおもちゃをくれることがあります。
初めてこれに遭遇したときはそれはもうビックリしました。
お誕生日は、お誕生日の子がプレゼントをもらうものだと、純日本人な私は思っていたからです。
でも、イギリスは違うようで、お誕生日の子(家)が、お友だちにお菓子やプチギフトを配るようです。
お友だちや、なんなら知らなくても近くにいる子に「今日お誕生日なんだ、よかったら食べて!」とお菓子をくださることもあります。
もらう子も嬉しい、そしてもらった時にみんなに「お誕生日おめでとう!」「何歳になったの?」「大きくなったね」など会話も生まれそれも嬉しい。
そんな流れがあるようです。
また、バースデーパーティもあります。
主催のお家は、子どもの希望に応じて、時間や場所(家、公園、屋内の遊び場(ソフトプレイ)、教会や学校の貸しスペース、その他)を決めて、お友だちを招待します。
6月~8月ごろなど、夏は暖かく雨も少ないので外で誕生日会をする方も多いですが、それ以外は雨も降るし寒いしということで、どこかしらの屋内施設を利用する方が多いかと思います。
お誕生日会は主催が全て準備して、どこで、どんな誕生日会にするか、エンターテイナーを呼ぶか、食べ物はどうするか、ケーキはどうするかなど細かく決めます。
また、パーティ最後には参加者ひとりひとりに「来てくれてありがとう」と小さなおもちゃやお菓子の詰まったバッグを手渡すので、それも準備するようです。
一方参加者はお友だちへプレゼントを準備し、メッセージカードに相手の名前と自分の名前、メッセージを書いて持っていきます。
ちなみにラッピングは基本自分で。ラッピングペーパーもよくスーパーや文具店などに売っていますのでお好みのものを持っておくと安心です。
プレゼントの包装紙には、誰からのプレゼントかわかるように書いたメッセージカードを張り付けるようです。
渡すのは、当日、参加するときにすぐに渡します。
だいたい本人が迎えに来てくれるか、すでに遊んでいたら主催者が受け取ってくれるので「お誕生日おめでとう!」と伝えて渡します。
まとめ
主催側準備
・子どものパーティのイメージ確認
・イメージに合うパーティに必要なものの準備、予約
いつ:当日?ずらす? 季節?
どこ:家、公園、ソフトプレイ、飲食店…など
だれ:場所によっては人数制限あり。
どのように:エンターテイナーは呼ぶか、デコレーション、食べもの、ケーキの
準備予定など
・内容が固まったら招待者への声掛け・招待状配り(だいたい1か月くらい前にいた
だくことが多いです)
・食べ物アレルギーの確認(イギリスはここらへんしっかりしている)
・グッズの準備(解散時に渡すお土産)
参加者側
・プレゼント、バースデーカードの準備
・ラッピング
・パーティについたら渡す。あとは楽しむ。
ちなみに、パーティを開催する場合、全て込で予算はだいたい£300ほどが相場と聞きますが、やり方や規模にって本当にさまざまのように感じています。
こういうパーティの文化があるので、飲食店やソフトプレイなどでは子どものバースデープランを持っているところがたくさんあります。
子どもがメインのものもあれば、大人も参加者として飲み物(ノンアルコール・アルコールも)いただけることも少なくありません。
パーティは本当にさまざまで、慣れるまで私自身がなぜか緊張しました(笑)が、とにかく楽しいです。
小さいうちは保護者も同伴しますが基本は見守りつつ他の保護者と自由におしゃべりをしています。
主催側はとにかくおもてなしで、パーティ中は基本はさまざまな準備で忙しくしていることが多いように思います。
それでも、主役の子が歌を歌ってもらい、たくさんのプレゼントに囲まれ、とにかく幸せそう。
大人も子どもたちの最高の笑顔が見れたら、人生の大切な思い出となるのだろうなあ、と感じています。
なにより、パーティに呼ばれたら「自分もやりたい!」となるのが子供心(笑)
楽しいパーティをたくさん過ごせるといいですね!
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