イギリスの11月5日は記念日であり花火イベントがある日です。
花火はお住まいのエリアの近くの公園など各地で催され、間近で上がる花火を見て、出店や移動遊園地などでも遊べるようなものもあります。
どうして11月5日に花火が上がるかというと、1605年頃、Robert Catesby(ロバート・ケイツビー)首謀の火薬陰謀事件がありました。彼はカトリック教徒に寛容な宗教的寛容を認めなかったジェームス1世に激怒し、共謀者と共にイングランド地方におけるローマカトリック教徒への抑圧の強化に対する報復として、国会開会式中にジェームズ1世と大臣らが会議を行っているウェストミンスター宮殿を爆破することを計画しました。
共謀者のうちのひとりのイギリスの軍人のGuy Fawkesという方が、襲撃前日に爆発物が隠されていた地下室で拘束され、拷問される中で共謀者の名前を吐いたそうです。
その結果他の共謀者たちは全員、捕まるのを拒んで殺されるか、フォークスのように裁判にかけられ、有罪判決を受けて処刑されたという。。
その後、議会は11月5日を国民の感謝の日と定め、花火は、陰謀者たちが決して使わなかった爆発物を表すそう。
他にも焚火にガイ・フォークスの人形を投げ入れるところもあるのだとか(見たことは無いですが…)。
ちなみに、イギリスの花火事情についてGovermentのHPによると、午後11時~朝7時までの時間は原則花火禁止のようです。
購入や使用にも制限があるようですね。
*Government HP 該当ページ
それで、実際当日がどのようなものかというと、我が家の近所ではそんなに大きくはないように思われる公園でも花火が上がっています。
そして大小さまざまな公園がたくさんあるので、あちらこちらから花火の音や光が発生して、賑やかで華やかです。
時間は夜の7時頃から始まり、9時ごろまではやっているかと思います。
赤ちゃんのいるご家庭や大きな音・光が苦手な方はどのように過ごしていらっしゃるだろうか…と気になるくらいです。
また、ガイフォークスデーの前にはインドの光の祭典「Diwali:ディワリ」という大きなお祝い期間があり、その期間中もたくさん花火が上がり、これに関しては夜中11時頃まで夜空が華やかに、賑やかな夜が数日間続きます。
なので、ディワリとガイフォークスデーの期間、1~2週間は毎日そこかしこで花火が上がり、11月5日のガイフォークスデーを最後に花火はひと段落します。
賑やかで華やかな期間ではあるので、花火や夜の外出イベントを楽しみたい方にはお勧めです。
イベントを通してイギリスの歴史にも触れられたり、歴史を調べてみて「この背景からそういう祝い方をするんだ」と驚かされたり興味深いですよね。
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