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Your Perch
~心の止まり木~



心を守る力はどのように育つのだろうか
人の心の危機を理解するとき 「リスク因子(risk factors)」と「保護因子(protective factors)」 という考え方が使われることがあります。 リスク因子とは、心の不調や自殺などのリスクを高める可能性がある条件のこと。 例えば研究では、次のようなものが挙げられています。 *リスク因子 うつや不安などの精神的な困難 孤立や社会的サポートの少なさ トラウマ体験や虐待 経済的困難や大きな喪失 過去の自傷・自殺企図 アルコールや薬物の問題 こうしたものは、一つだけですぐに何かが起こるというわけではありませんが、 重なっていくと危険性が高まりやすい とされています。 また、心理学の研究では リスク要因だけでは未来を予測できない ということも大切なポイントです。 どんなにリスクがあっても必ず危機に陥るわけではないし、 逆に一見問題が少ない人でも苦しみを抱えることがあります。 だからこそ、もう一つの視点が大切になります。 それが 保護因子(protective factors) です。 *保護因子 困難な出来事が起きても心が壊れてしまう

popo
3月12日読了時間: 4分
わからない行動の奥にあるもの ― 二つのまなざしで人を見るということ
誰かに「理解が難しい」「なんでだろう」と感じる行動があるなと思ったことはありますか? あるいは、ご自身について、そんな行動をしているのではないか、そんな行動をしてしまっている気がすると感じられるようなことはあるでしょうか。 ずっと寝ている、お酒をたくさん飲んで人・行動が変わる、ゲームに没頭する、避ける、リストカットをする、人に冷たく当たってしまう……。 それらの表面だけを切り取って見れば「よくないこと」「問題行動」と言われてしまいやすい姿です。 誤解を招きやすい言葉やその印象のそこだけ切り取られて、ときに差別や偏見が助長されることがある様子を感じては悔しい思いをすることは、臨床をしている中で決して少なくありません。 ときに人から理解を得られづらかったり、怠けている、甘えているといった見方をされることもしばしば生じていることを理解しています。 ですが、こういった行動は、誰もが人生のどこかで経験しうる“人間らしい反応”でもあります。それをしたら、もうダメだ、ということでは決してありません。 こうした行動の裏側には、 その人が必死に守ろうとしている何か

popo
2025年12月7日読了時間: 5分
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